(そば その4)○ 「きのこ庵 香り梅 きのこそば」(サンヨー食品)きのこ庵シリーズの春限定販売ということで登場した香り梅きのこそばです。 カップや蓋には梅の花びらがたくさん描かれています。雪まみれの北海道に住んでいるとこういうのは本当に嬉しい演出です。 お湯を入れて3分、蓋を開けると梅の香りとともに綺麗な梅の形をしたカマボコが目に入ってきました。 まずは、おつゆを一口いただきます。鰹だしをベースとしたおつゆに梅のエキスが混ざっているので口当たりはあっさりとしています。 具はカマボコ、マイタケ、シイタケ、長ネギの4種類。マイタケのコリコリとした食感とシイタケの味わい深さがなんとも良いですね。 麺はスナック麺タイプの蕎麦麺。やや細めで柔らかいのですが、おつゆとよく絡むちぢれ麺なので美味しくいただけます。 風味や味覚はまさに春にふさわしい一品。287キロカロリーという低カロリーなのでダイエット中の方にもお薦めです。 ○ 「大黒軒 天ぷらそば」(大黒) 種類が増えてきた大黒軒シリーズから登場した天ぷらそばです。 蓋には大きな天ぷらが入っていると書いてあります。天ぷらが入るとおつゆも出汁がまろやかになって美味しくなりますが、このカップ麺ははたしてどうなのか。 お湯を入れて3分、蓋を開けると海老の香ばしい香りが漂ってきました。とても食欲をそそる香りです。 まずはおつゆを一口いただきます。鰹出汁が効いたおつゆは醤油のバランスも良く、とても飲みやすいですね。そして、天ぷらの出汁も加わってまろやかになっています。 具は天ぷら、長ネギの2種類。目玉の天ぷらは海老のエキスが加わっているので美味しくいただくことができます。 麺はちぢれてやや細めの蕎麦麺。ちょっと柔らかめなのですが、天ぷらやおつゆと一緒にいただくと良い味わいとなります。 くどくない天ぷらと出汁の美味しさが印象的な一品。気軽に作ることもできるので、おやつや夜食に最適かもしれません。 ○ 「天ぷらそば」(コープ) 庶民の味方であるコープから登場したカップそば。その名もそのまんまの天ぷらそばです。 見た目は緑のたぬきとホントによく似ています。これはパクリだと訴えたくなるのですが、蓋にはマルちゃんのマークが輝いています。 本家が認めたカップそばを訴えるのはおかしなことなので黙ってお湯を入れました。3分後に蓋を開けると鰹出汁の香りが漂ってきました。食欲をそそりますね。 まずはおつゆを一口いただきます。香り同様に鰹出汁の効いたおつゆは醤油の加減もちょうどよく美味しくいただけますね。 具は天ぷら、カマボコ、長ネギの3種類。ウリの天ぷらは小海老が入っているのでとても香ばしいです。 麺はノーマルタイプでややちぢれた蕎麦麺。堅さもちょうどよくおつゆや天ぷらと絡めていただくととても良い感じとなります。 さすが本家本元が認めた一品。パッケージが無ければ緑のたぬきと遜色のない美味しい天ぷらそばだったというのが正直な感想です。 ○ 「味わい日本! 山菜鶏そば」(エースコック) 山菜の風味と鶏肉の旨みが織り成す味わいの一杯。そんな一文が書かれているのでついつい心が惹かれてしまいます。 特に山菜の風味は春に出会うとたまらないものです。それがたった3分で楽しめることができるとは、嬉しい気持ちを抑えつつお湯を入れました。 蓋を開けて七味を入れてよくかき混ぜると柚子のとても良い香りが漂ってきました。普通の七味より柚子がたくさん入っているのでしょうね。 まずはおつゆを一口いただきます。鰹出汁と昆布出汁が合わさった風味の漂うおつゆは醤油の加減もちょうど良く美味しくいただけます。 具は鶏肉、カマボコ、ワラビ、ゼンマイ、長ネギの5種類。特に鶏肉と山菜は目玉ということもあってとても良い感じとなっています。 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。固さ的にはごく普通といった感じなのですが、良い感じのちぢれ具合なのでおつゆとよく絡んで美味しいです。 おつゆの出汁と山菜の風味が良い感じにまとまった一品。一年中このような風味を味わうことができるとは恐れ入りました。 ○ 「卵とじそば」(マルちゃん) 温かいお蕎麦をいただく時に卵を入れるととても美味しくなります。そんなリクエストに応えたカップそばが登場しました。 しかも、卵の他に鶏肉が入っているようです。ということは、お蕎麦版の親子丼といったところでしょうか。食べるのがとても楽しみです。 お湯を入れて3分、蓋を開けると鮮やかな黄色が目に飛び込んできました。そして、鰹出汁のとても良い香りが漂ってきました。 まずはおつゆを一口いただきます。鰹をベースにした出汁に濃いめの醤油が加わったような味わい。結構、美味しいですね。 具は鶏肉、タマゴ、カマボコ、タマネギ、長ネギの5種類。鶏肉とタマゴの味わいもさることながらタマネギが入っていたのには驚きです。 麺はスナック麺タイプの蕎麦麺。結構、柔らかめの麺なのですがおつゆや具とよく絡むので美味しくいただけます。 小さなカップに詰まった具と蕎麦とおつゆがとても美味しい一品。お蕎麦版の親子丼も心を幸せにしてくれるといったところでしょうか。 ○ 「美味和膳 茎わかめの小海老天そば」(エースコック) 小海老天そばという文字を見た時には「前に食べたことあるじゃん」と思ったのですが、よく見ると「茎わかめの」という文字がプラスされていました。 ということは、以前に食べたもののバージョンアップということ。茎わかめが入ってさらに豪華そうな雰囲気になった小海老天そばとははたしてどんな感じなのか。 お湯を入れて3分、蓋を開けるとピンクに黄色に緑といった鮮やかな光景が目に入ってくるとともに海老の香ばしい香りが漂ってきました。 まずはおつゆを一口いただきます。鰹出汁をベースとしたおつゆは海老や天ぷらの出汁も混ざって深い味わいになっています。醤油の加減もちょうど良いですね。 具は小海老天ぷら、茎わかめ、タマゴ、カマボコ、長ネギの5種類。小海老の香ばしさと茎わかめのシャキシャキ感はとても良い感じになっています。 麺はスナック麺タイプの蕎麦麺。少し柔らかめなのですが、おつゆや具とよく絡むとともに蕎麦そのものの美味しさも感じることができますね。 小さなカップの中にたくさんの美味しさが詰まっているといった感じの一品。たった3分でこんなにたくさんの味を味わえるので嬉しくなってきます。 ○ 「江戸そば ゆずの香仕立て」(日清) 日清の江戸そば。前作の紫のカラーリングから一転して温かみのある薄目のオレンジで再登場しました。 しかも、今回はゆずの香りが加わったとのこと。前作以上に香り豊かな美味しいお蕎麦が楽しめそうなので、とてもワクワクしながらお湯を入れましたよ。 3分後に蓋を開けるとゆずのとても良い香りが漂ってきました。そして、ゆずと一緒に鰹出汁や天ぷらの香りもしてきます。これは食欲をそそりますね。 まずはおつゆを一口いただきます。鰹といりこが合わさった出汁に醤油がちょうど良く落とされて最後にゆずを加えたのでしょう。とても風味が伝わってきます。 具は天ぷら、カマボコ、シイタケ、長ネギの4種類。やはり天ぷらの味わいがおつゆとバッチリあっていてとても美味しくいただけます。 麺はスナック麺タイプの蕎麦麺。ちぢれていて結構柔らかめの麺なのですが、おつゆや天ぷらと良く絡めていただくと良い感じとなります。 小さなカップにいろんなこだわりを詰め込んだ一品。特に風味に重点をおいているので蓋を開けた瞬間からおつゆを飲み干すまで楽しむことができます。 ○ 「きのこ庵 香りわさびきのこそば」(サンヨー食品) お蕎麦に一工夫したシリーズとして定着しつつある「きのこ庵」。今回は夏限定商品として登場した香りわさびきのこそばです。 特選素材だしと、わさびの爽やかな辛みと香りのすっきり旨みつゆ。カップに書いてあるこのような一文はまさに誘惑の一文といったところでしょうか。 お湯を入れて3分、蓋を開けると鰹出汁の良い香りに加えてわさびのツーンとした香りも漂ってきました。大人向けの香りはとても食欲をそそります。 早速、おつゆを一口いただきます。口に含んだ瞬間にわさびの辛味がしてきましたが、その辛味はなんともおつゆとピッタリです。これは美味しいですね。 具はシイタケ、マイタケ、カマボコ、長ネギの4種類。特に主役のキノコ類はわさびが効いたおつゆと相性がバッチリ。甘さと辛さのハーモニーですよ。 麺はノーマルタイプの蕎麦麺。やや柔らかくてちぢれている麺なのですが、わさびの風味がしっかりと染みこんでいてとても美味しくいただけます。 わさびの風味が全てに良い影響をもたらしているおとなのカップ蕎麦といった一品。夏限定とは言わずにレギュラー商品化して欲しいものです。 ○ 「緑のたぬき 天そば 30周年記念企画」(マルちゃん) 赤いきつね30周年記念企画として登場した緑のたぬき。期間限定として小エビ天のおまけ付きとなっています。 緑のたぬきといえば香ばしい天ぷらと鰹出汁の絶妙なバランスがとても印象的です。この味わいが長きにわたって愛されている秘密なのかなと。 お湯を入れて3分、蓋を開けて七味唐辛子をかけると完成。エビ天のとても香ばしい香りと鰹出汁の混ざった香りが漂ってきて食欲をそそられました。 まずはおつゆを一口いただきます。鰹出汁が効いたおつゆは醤油の加減もちょうど良く、エビ天の出汁も効いていてとても美味しくいただけます。 具は天ぷら、小エビ天、カマボコ、長ネギの4種類。今までの天ぷらに小エビ天が加わったことにより、さらに香ばしさが増したといった感じですね。 麺はノーマルタイプのややちぢれた蕎麦麺。柔らかめの麺なのですが、おつゆや天ぷらがよく絡んでとても満足のいく味わいとなっています。 天ぷらそばの美味しいところがギッシリと詰まった一品。ただでさえ美味しい天ぷらそばに小エビ天が加わったことにより、さらに美味しくなった感じがします。 ○ 「どん兵衛 天ぷらそば 西日本バージョン」(日清) お馴染みのどん兵衛の天ぷらそば。東日本バージョンが鰹だしのみなのに対して西日本バージョンは昆布出汁も加わっています。 同じどん兵衛なのに味が違うというのは本当に困ったものです。2つも買わないといけませんからね。でも、2回も美味しさを味わえるという楽しみもあります。 お湯を入れて3分、蓋を開けてよくかき混ぜて天ぷらを乗せれば完成。東日本バージョンよりも控えめな出汁の香りが漂ってきました。 まずは、おつゆを一口いただきます。鰹と昆布の合わせだしと醤油のバランスが何ともお上品な感じがしますね。でも、良い味わいとなっています。 具は天ぷら、長ネギの2種類。特に天ぷらはエビの香ばしさが何ともいえないくらいに美味しく、あっさりとしたおつゆにピッタリと合っていますね。 麺はノーマルタイプのややちぢれた蕎麦麺。柔らかめの麺なのですが、しっかりと蕎麦を味わうことが出来、おつゆと天ぷらと一緒に食べるとメチャウマです。 鰹出汁の濃いめの味も良いですが、昆布出汁が加わったあっさりとした味も納得できる一品。日本の食文化の違いを楽しめるカップ麺の一つとなっています。 |